Wednesday, March 25, 2015

ゆりかごから墓場まで。


画像は本文と関係ありそうで、ありません。
 
 どうせ 死ぬときにはあの世に持っていけるものでは
ないのだから、と 
ここのところの(自己)断捨離ブームに乗じて
絵本の整理を始めた。
息子ももう13才になり、
気に入っていた絵本以外は箪笥の肥やしなのであって。
 
ここ何年も手にとってなかった本を
①私に要、②ムスコに要、③不要
に分ける作業を開始し、不要なものは近所のママ友を
招いて即売会&お茶会でもやろうかな、と
楽しく仕分けしていたのだけれど、、、。
 
 
一冊一冊手にとっては
あー、これはこうだった、とか
この本のこのシーンがいいんだよなぁ、とか
ふつふつと思い出が湧いてくる。
ま、時間がかかるわけです。
 
そのうちふと思いついたのが
「そうか、あの世に持っていけないにしても
死ぬ間際でもう一度眺めて
ニヤニヤしたい本っていうのも必要かも。」
という新たな発想。
その視点に立ってみると
とっておきたい絵本、というもののなかでも
いつでも、どこでも、ずっとそばにおいておきたい本っていうものに
厳選されてくる。
これは完全に自分の価値観でしか図れないものだ。
 
で、今回分かったのが
その自分の価値観でいう大事な本っていうのは
とにかく ふ、ふ、ふ、って思わせてくれる絵本。
何冊かあるのだけれど、それがみごとに共通してました。
 
っていうことは
私は死ぬ間際になっても笑っていたいってことなんだな。
つくづくオメデタイ自分に苦笑い。
 
 
 
 
 
 

Monday, February 24, 2014

FHF 20号 完成してます。

 

随分とながいあいだお休みしましたが
FOR THE HAPPY FEW、20号が完成しました。
今号から 世界各地で読んでもらえるように
ブログ上で公開することにしました。

本来は「紙」でお送りすることに重きを置いていたのですが
もろもろの事情で インターネットの力を借りることにしました。

とはいえ 何だか操作の仕方がイマイチよく分からない、
しかも 原稿をそのまま載せるので読みにくい。
今まで FHFを手に取られたことのある方には
おなじみかもしれませんが A4版を両面印刷して
四つ折にしたものが 一冊のFHFになる仕掛けです。

なので この画面上では画像上でsave pictureを一度してもらって
その後 印刷をする、という面倒なことになってます。(笑)

ひとまず 今号はテストで掲載します。
上手くいくか、うーん、、、、ご意見ご要望お知らせください。





Tuesday, July 2, 2013

こいのぼり~



なぜか去年から、我が家では5月になるとこいのぼりの製作がほとんど父中心にはじまります。
去年は真ん中のムスコとしたのムスメが結構楽しんでやっていましたが、今年はついにムスメだけになり、、、何とか完成。

どうせやるならもっと早くから作ればいいのに完成したのはこどもの日。

せっかく作ったのだからとしばらく飾っておりましたが、ついに7月になりはずすのを機に記念撮影。

父は創作するのが好きなので、上の子たちが小さい頃は、まるでのっぽさん(皆さん知ってる?)のようにいろんなものを作ったけれど、だんだんのってこないばかりか、冷ややかな視線を感じる時もあり、、なんかさみしいような。。。

最近ムスメがギターがほしいといったので、ダンボールで作って色を塗り、手ぐすで4本ばかり弦をつけたら閉めすぎて ネックが曲がってしまったけど、ちゃんと音も出るので、ムスメは大満足。

まぁこのムスメがもちょっと大きくなるまでは、まだまだ創作は続きそうです。

Tuesday, June 4, 2013

続き、という発想。



FOR THE HAPPY FEW 18号はただ今配布中です。
ご希望の方、ご連絡くだされば郵送もいたします。
バックナンバーもございますのでお問い合わせください。


さて、今号のrocoさんのレシピ、ハーブのショートケーキを
作ってみよう!! と思い、材料は何となく揃っているので
タイミングを計っていたのです。
しかーし。このところのNYは異常に暑くなって
とてもじゃないけどオーブンを使う気になれず
未だ様子をみているところ。
作ってみたらレポートします。

今号の作成中にrocoさんとメールのやり取りをしていました。
今回私(ムラニシ)が紹介した絵本「しずくのぼうけん」は
娘さんが小さい頃 大好きな絵本だったそうです。
どれほど好きだったかって、、、、、
「しずくのぼうけん パート2」と称して
自分で絵本を作ったほどだったとか。

いまでは もう中学三年生で反抗期、というか思春期というか
そういう時代真っ只中の娘さん。
小さい頃はそんなことしたりして可愛いかったのに、、、。
(のに、がポイント。)
という rocoさんのコメントでした。

絵本の続きを自分で作っちゃうなんて ちょっと面白い。
是非その本を見てみたい。
もしかして そういう「自作パート2絵本」って
作ったことがある人、けっこういるのかも。
だとしたら 集めて見てみたいなぁ。

おおきなおいも つづき、とか。

私の息子も私もそういう発想がなかったので、、、。





Tuesday, May 14, 2013

FOR THE HAPPY FEW 18号















昨年の7月以来のご無沙汰ですが
FOR THE HAPPY FEW 18号がもうじき完成です。
かなり間が空いてしまいましたが
それでも 皆さん原稿を快く送ってくださり、ありがとうございました。
 
18号の特集は「冒険」。
 
特集を決めて 紹介する本を決めてよし、あとは書くだけ、と思っていたら
息子が遠足でBARNES&NOBLEという本屋に行って 小遣いで
「ホビットの冒険」(邦題)を買ってきた。 
「おかーさんが前に読みたいって言ってたし 10ドル以内で買える本って
あんまり見つからなくってさー。これにした。」
 
そうか、、、じゃぁ この本読んで紹介しようかなぁ、とパラパラ見たら
やたら字が細かい。うううう、こんな長い話読んでいたらFHFの発行が遅れる。
 
そういうわけで その本は却下。
 
そうこうしているうちに 今度は彼のかばんの異様な重さに疑問をもって
夜中にこっそり中身を見たら(いけないお母さんですねぇー。)
そのなかには5冊ぐらい本が突っ込まれているではないか!
重いわけだよっ!!(あ、クラスで本を何冊でも借りれるのです。)
 
しかし その中の一冊が兼ねてから読もうと思っていた
アニタ・ローベルの「きれいな絵なんて無かった」。(邦題)
あちゃー、どういう経緯でこの本を借りてきているんだ?
 
翌朝、息子に聞いたところ 
「そんなことより 勝手にバックの中を見ないでよっ!!」と
怒られてしまった。
でもさ、その本の著者、アニタって誰か知ってる?
がまくんとかえるくんのアーノルド・ローベルの奥さんなんだよ。
と声をかけたら 「ほんとに??」と良い反応。
どうやら彼はその本をホロコースト(ユダヤ人虐殺)の関係している本だと思って
借りてきたらしい。「へえぇえ」としばらく本をパラパラ眺めている。
 
でさ、おかーさんはこの本を前から読もうと思っていたんだよー、
なんて言ったら その後、これ見よがしに机に置いて学校へ行ってしまった。
 
これは つまり
「しばらく 借りていられるから 先に読みなよお母さん。」という意味だ。
 
無言の圧力、、、、、、、。
 
私は読みかけの本も山積みなので すぐに読めないのです。
ごめんなさい。
 
 
 
 
 

Saturday, April 6, 2013

センダック・ドキュメンタリー


「みんなのしらないセンダック」

監督:スパイク・ジョーンズ&ランス・バングス
出演:モーリス・センダック、スパイク・ジョーンズ他

映画「かいじゅうたちのいるところ」と同じ頃に記録された、センダック・ドキュメンタリーです。
自宅でおしゃべりしながらのインタビュー形式。
その内容はかなり独白めいた事にも触れ、作品の続きを聞いてる様な印象でした。

この当時81歳だったそうですが、なんか若い!
監督とのジョークの掛け合い。下ネタだって言うし、
かと思えば幼少時の思い出をストレートに語りだしたり・・・。

巨匠を変に持ち上げたりせず、気軽に喋って最後は監督&センダックの弾き語りセッション(これがイイ雰囲気!)で終わる。
さっぱりとまとめられたインタビューはセンダックの人柄が強く印象に残り、
またまた気になって彼の絵本論も読んでみようという気にさせるのでした(あれは
真面目なのかな不真面目なのかな?)。

seminoko







Friday, March 22, 2013

やなせわーるど


前回、『そっくりくりのき』について記事を書きましたが、
内容については全く書いていなかったので、今回は少〜し内容にも触れようかと。

主な登場人物は栗の木山の「くりのきさん」と狐(?擬人化してあるので、多分ですが…)の「こんちゃん」。

栗の木山の1年の様子と「くりのきさん」と「こんちゃん」の
温かなやり取りが描かれています。
中盤、「くりのきさん」に天災がふりそそぎ
「こんちゃん」は独ぼっちになってしまうのですが…。

DVDの中では、ちょっとしたミュージカルテイストに創り上げてあり
「♪くりくりっ そ〜ぉっくり くりくり な〜かよし くりくり みんなで くりくり ら〜らららら〜♪」
とか、思わず口ずさんでしまうメロディーに歌詞。
さすが、90歳過ぎてもパワフルに舞台で歌い踊る
やなせさんの世界だなぁと思いました。

タイトルに『そっくりくりのき』とある様に
後半、その意味が分かる登場人物がどわっと現れて
そうだったのね〜とホッとするのですが。

「くりのきさん、だ〜いすき!」
無邪気にそう言う「こんちゃん」が何とも可愛いです。

この他にも、DVDには『ロボくんとことり』を始め他数話入っていて
子供と見ていて、ホロッと涙していた私。
DVD『やなせたかしメルヘン劇場』シリーズ買っちゃおうかな〜。